アロマオイル(精油)とは、植物から抽出される天然成分です。
植物の中にある特殊な分泌腺で合成され、葉の表面や果皮の表面近くにある油胞に蓄えられます。
今ではショップ等で手軽に手に入る100%天然のアロマオイル(精油)ですが、結構高価な物が多いです。それはアロマオイルが大量の植物よりほんのわずかしか抽出されないためです。
植物の効能については、紀元前より周知されていたと思われます。
なぜなら古代エジプトにおいては宗教儀式に香りを焚いて用いたとか、フランキンセンスやミルラをミイラ作りの際に防腐剤として使用していたそうです。また世界三大美女として名高いクレオパトラは、薔薇の花を入浴時や香水として使ったといわれています。
このように太古の昔より植物の効能が利用されていますが、16世紀初頭に蒸留法が確立されたことによって進化をとげます。当時は薬草医学として発達し、16世紀頃になるとハーバリスト(薬草を使って治療を行う者)によりますます発展してゆきます。
20世紀にはフランス人学者が実験中の事故でやけどを負った際、とっさに目の前にあったラベンダーの精油を患部にかけたところ、みるみる回復したことから『アロマテラピー(芳香療法)』という造語が生み出されます。
その後『芳香療法』はフランス人の軍医により戦時下に負傷兵へ用いられ、大きな成果を生み、その効能は広く人々に伝わってゆくこととなりました。
なお、アロマオイルを用いたアロママッサージはマグリット・モーリーが提唱し、現在のように広まっていきました。
■リンパドレナージュって?
リンパドレナージュの 『ドレナージュ Decharge』 とは、フランス語で『排出』という意味があります。
つまり『リンパドレナージュ』とは、リンパ液を体外に排出させる施術ということです。
リンパ液の中には、身体の中の老廃物や不要な有害物質が集められており、その有害物質はリンパ管を通って体外へと排出されます。
血管は、血液を送り出すポンプの役割をする心臓につながっているため、人間が生きている限り、その流れが滞ることはありません。しかし、リンパ管は心臓のようなポンプの役目をする臓器には繋がっていないため、リンパ液は自力では流れにくく、意識して積極的に全身運動を行ってリンパ液の流れを促さなければ、すぐに滞りよどんでしまいます。
リンパ液の流れが滞りよどんでくると、身体のあちらこちらで凝りや張りを感じたり、疲れやすくなったり、下半身や顔などにむくみが出ることがあります。また、女性には大敵なシミやシワの原因にもなると考えられます。
リンパドレナージュの一般的な方法としては、リンパ管の末端からリンパ管の分布に沿ってマッサージを行ってゆきます。リンパ管はあまり強く刺激するよりは、優しく痛くない程度に行う方がより効果があると言われています。しかし、あまり力を入れていないのにも関わらず痛みを感じる場合があります。それはあなたの身体のリンパ液の流れが、かなり悪くなっている証拠です。
初めてリンパドレナージュを受けられる場合は特に、今までずっとリンパ液の流れが滞りよどんでいる状態からほぐしていきますので、人によっては施術中に強い痛みを感じたり、施術後には脱力感やダルさを感じられることもあります。
当店は鍼灸の観点からも考慮し、リンパの流れを改善しつつ、身体のツボを意識しながらリンパドレナージュの施術を行います。
リンパの流れが良くなると、新陳代謝が活発になり、手先足先をはじめ身体がポカポカする感覚があったり、むくみが解消され、施術前より指輪や靴がゆるく感じることがあります。
規則正しい生活と、日常的な運動、並びに定期的なリンパドレナージュを行うことにより、新陳代謝が促され、健康を保つことはもちろん、老化を防ぎ、ハリのある肌や若々しい身体を維持することも可能です。
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